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JWW ファイルとは何か

Jw_cad は 1991 年から使われ続け、その保存形式は国内の建設図面を受け渡す標準になりました。

JWW ファイルとは

Jw_cad は日本で開発された無償の 2 次元 CAD です。1991 年に MS-DOS 版が公開され、以来開発が続いています。広まった理由は主に無償であることでした。設計事務所・測量・専門工事会社がライセンス費用なしで導入した結果、.jww は国内の建設現場で図面を受け渡す標準的な形式になりました。

この形式は Jw_cad 自身の保存形式で、MFC のシリアライズ形式です。DXF と違い、そもそも交換用として設計されたものではありません。中には線・円弧・楕円、フォントや角度を持つ文字、ソリッド(塗り)、点、繰り返し使えるブロックが入っており、これらが 16 レイヤグループ × 16 レイヤという Jw_cad 独自の構成に整理されています。グループごとに縮尺を持てるのも特徴です。Ver 7 以降では画像を同梱することもできます。

開発元はデータ形式のメモを公開していますが、内容は部分的で、バージョンによって変更される可能性があると明記されています。この情報の不足が、Jw_cad 系以外のソフトで .jww がうまく読めない、あるいはまったく読めない理由です。

こんなときに使われています

ここに来られる理由はほぼ共通しています。.jww が送られてきたのに、手元のどのソフトでも開けないというものです。

届いたファイルが開けない

Jw_cad は Windows 専用で、図面を受け取る側がインストールしているとは限りません。このページにドロップすれば、そのままブラウザ上に表示されます。

相手が JWW を知らない

国内の建設業以外で Jw_cad を持っている方はほとんどいません。PDF か PNG で送れば、説明の手間が省けます。

資料に図面を貼る

PNG は報告書やプレゼン資料にそのまま貼り込めます。資料を A3 で印刷する可能性がある場合や、図面を拡大して使う場合は SVG を選んでください。

別の CAD へ図形を移す

DXF なら線・円弧・レイヤ・線種が AutoCAD などにそのまま渡り、画像ではなく編集できるデータとして扱えます。ブロックも線に分解されず BLOCK / INSERT として残るため、同じ部品が数百回繰り返される図面では特に効きます。ひとつ注意点があります。Jw_cad 側の DXF 読み込みは文字を Shift-JIS 前提で扱い、対応する DXF のバージョンも古いものに限られるため、AutoCAD 経由では問題なくやり取りできたファイルが、Jw_cad に戻したときに文字だけ消えることがあります。2025 年公開の Ver 10 でようやく Unicode に対応しました。

関連する用語

.jww
Windows 版 Jw_cad が保存する形式で、本サイトが対応しているのはこれだけです。
.jwc
DOS 時代の形式です。構造が異なり、そちらは仕様が公開されているため、他の CAD が .jwc は読めても .jww は読めないという状況が起こります。Jw_cad では今も開けるので、.jww として保存し直せます。
DXF
Autodesk の交換形式です。ほぼすべての CAD ソフトが開けます。
ベクター
円弧を中心点・半径・2 つの角度として保持します。Jw_cad が書き込んだ数値そのものです。どのサイズで印刷しても正確で、SVG・PDF・DXF がこの方式です。
ラスター
PNG はすべてを決まった画素の格子上に描き切ります。描画時のサイズを超えて拡大すると粗くなります。
レイヤグループ
Jw_cad のレイヤは 2 段階です。16 グループ × 16 レイヤで合計 256 枚あり、グループごとに縮尺を設定できます。

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